パニック障害の漢方薬
パニック障害の漢方薬,
関連病気:不安障害、不安神経症、うつ病、更年期障害、動悸、息切れ、恐怖症、過呼吸症候群、心療内疾患など
パニック障害の通常日本漢方薬例
●当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん)
【効能】 月経トラブルをはじめ、女性特有の疾患に広く用いられます。生理痛、不妊症、むくみ、更年期障害、冷え性などに適応します。
●半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)
、
のどがつかえるような感覚がある時によく用いられます。
【効能】 のどに異物感のある神経性胃炎、それに伴なう咳を鎮めたいときに使用します。
最近では逆流性食道炎のにも用いられます。単独で用いるほか、喘息のには小柴胡湯と組み合わせた「柴朴湯」と呼ばれるものを使用することが多いです。
●柴胡加竜骨牡蛎湯 (さいこかりゅうこつぼれいとう)
【効能】 高血圧や動脈硬化、精神面がかかわる疾患全般に効果があります。また、性的機能の低下などにも用います。
●加味逍遙散 (かみしょうようさん)
【効能】 生理不順や生理痛、頭痛、倦怠感、不眠、アレルギー性の諸症状などに適します。イライラや不安からの肌荒れやにきびに効果がある他、下半身の症状(膀胱炎、インポテンツなど)にも適応します。また、大きな手術後の不安感を抑えるのにも用いられることもあります。
●柴胡桂枝乾姜湯 (さいこけいしかんきょうとう)
【
【効能】 風邪がこじれて微熱や頭痛が続くとき、更年期障害、神経症や不眠症、また精神面が関わる動悸などに適しています。
●桂枝加竜骨牡蛎湯 (けいしかりゅうこつぼれいとう)
【効能】 不眠や夜尿症などの他、精神面がかかわる病気に用いられます。また、性的機能の回復にも使われることがあります。
パニック障害概説
パニックとは:
突然、動悸やめまい、吐き気、息切れ、急な発汗などの発作を起こし苦しみます。その後、ある一定の時間がたつといったは発作は治まります。これがパニック発作です。
発作後にからだの検査をしても悪いところは見つかりません。その後、パニック発作が出ない人もいますが、発作を繰り返す人も半数ほどいます。発作を繰り返し、また発作が起きたらどうしようと、発作に対する不安を抱えるために出掛けられないなど、日常生活に支障をきたす状態がパニック障害です。
パニック障害をしないで放置しておくと、不安をアルコールで紛らわそうとしてアルコール依存症になったり、発作を恐れる気持ちが強くなり、うつ病などの気分障害になることもあります。
もともとパニック発作は、心的外傷後ストレス障害、うつ病などほかの病気の症状としてもみられることがあり、パニック障害の患者さんがほかの不安障害をあわせもつこともあります。パニック障害の割合は、男性は50人に1人、女性は20人に1人ほどといわれます。30歳代前後に発症することが多いとはいえ、どの年代でもみられます。
1.パニック発作
心悸亢進、心臓がどきどきする、または心拍数が増加する、発汗、身震い、手足の震え、呼吸が速くなる、息苦しい、息が詰まる、胸の痛みまたは不快感、吐きけ、腹部のいやな感じ、めまい、不安定感、頭が軽くなる、ふらつき、非現実感、自分が自分でない感じ、常軌を逸してしまう、狂ってしまうのではないかと感じる、死ぬのではないかと恐れる、知覚異常(しびれ感、うずき感)、寒気または、ほてりやそのほかに、口の渇き、腰がぬけるといった発作症状が突然発症し、多くの場合、数分から数十分持続して自然に消失します。
2.予期不安
パニック発作がまた起こるのではないかと強く恐れます。この恐れのために生活様式が変化します。この予期不安はパニック障害の中核症状です。
3.広場恐怖
パニック発作を強く恐れて、すぐ逃げ出せないところ、助けがたやすく得られない状況を忌み嫌い、回避する状態を広場恐怖といいます。パニック障害を発症した人の3/4は多かれ少なかれ広場恐怖が出ます。
4.非発作性愁訴(しゅうそ)
激しくなく、持続的な種々な症状。急性期を過ぎると出現します。具体的には、息苦しい、胸がザワザワする、地面が揺れるような感覚、頭が重い痛む、体が重い、目がちくちくする、血の気が引く、頭の浮動感、雲の上を歩く感じ、手足がしびれる、微熱、耳がツーンとする等々。
5.パニック性不安うつ病
気分の浮き沈みが激しい、夕方近くや夜になると理由なく泣く、時に自傷行為、食欲亢進、寝ても寝ても眠い、体が重りをつけたようにだるい、言葉に敏感に反応して切れたり、強く落ち込む、いろいろな逸脱行動が出る。
パニック発作
パニック発作はよくみられるもので、毎年成人の3分の1以上に生じています。パニック発作やパニック障害は女性に多く、男性の2~3倍の割合で発症します。ほとんどはを受けなくてもパニック発作から回復しますが、少数の人ではパニック障害に進行します。パニック障害は任意の12カ月の間に約2%の人に発生します。パニック障害は通常、青年期の終わりごろから成人期初期に発症します。
パニック症候群の特徴的な症状はパニック発作です。原因不明の激しい不安を突然感じます。誰でも体験した事があると思われる「悪夢」に襲われるような感じですので、とってもつらい症状です。 不安や恐怖は、危険を回避するための生体防御反応です。このことから、神経伝達物質のバランスのくずれによって、ほんの少しの刺激に対しても警報が発せられ、引き起こしているとも考えられます。 脳は、ストレスを感じたときに、ノルアドレナリンを放出することで、不安感を覚えます。このときに不安を抑えるために、セロトニンを放出します。このセロトニンが不足しているので、「不安を抑えることができない」というのが、原因とされています。 先天的にセレトニン神経の働きが弱いばあいと、ふだんの生活での、ストレスや疲れによってセレトニン不足してくる場合があります。 神経伝達物質は、ノルアドレナリンをはじめ、約30種類があります、ノルアドレナリンとセロトニンは、パニック症候群に関係していることがわかってきています。 脳医療においては脳の機能にかかわっている、神経伝達物質の機能異常によって起こるとする考え方が主流となっています。うつ病、統合失調症も神経伝達物質の機能異常によるものです。定型的なパニック障害は、突然生じるパニック発作によってはじまる。続いてそのパニック発作が再発するのではないかとおそれる予期不安とそれに伴う症ァ、手足のしびれ、吐き気、息苦しさなどがあります。不安感には、漠然とした不安と、死ぬのではないか、気が狂うのではないかなどの恐怖感があります。患者は、これらの症状に非常に困惑し、救急受診をすることも多いです。しかし、これらの症状は、特別な処置がなくとも、多くは1時間以内に、長くとも数時間のうちに回復します。これが「パニック発作」です。 パニック障害患者は、パニック発作に非常に強烈な恐怖を感じます。このため、発作が発生した場面を非常に恐れ、またあの恐ろしい発作が起きるのではないかと、不安を募らせていきます。これを「予期不安」という。そして、パニック障害患者は神経質となり、いつも身体の状態を観察するようになります。そして、持続的に自律神経症状が生じることとなり、パニック発作が繰り返し生じるようになります。パニック障害の特徴をもっと詳しく説明します。
パニック発作での症状:突然現れます:
◦胸の痛み、不快感
◦息苦しさ
◦めまい、足元がふらつく、気が遠くなる
◦死への恐れ
◦「気が狂う」ことや自制心を失うことへの恐れ
◦非現実感、違和感、外界との分離感
◦顔や体が赤くなる(紅潮)、または悪寒
◦吐き気、腹痛、下痢
◦しびれ、ピリピリ感
◦動悸(どうき)、心拍数増加
◦息切れ、窒息感
◦発汗
◦身ぶるい、ふるえ
パニック症状は10分以内に最高潮に達し、通常は数分で消失します。その後は、またひどい発作が起こるのではないかと恐れる気持ちが残りますが、それ以外には医師に観察できる特別な症状はほとんどありません。特にパニック障害での発作の場合は、不意に明らかな理由なく発生することがあるため、頻繁に発作が生じる人にはまた発作が起こるのではないかという不安が常にあり(予期不安と呼ばれる状態)、パニック発作を起こしたことがある場所を避けようとします。
パニック発作の症状には生命維持にかかわる多くの器官が関与するため、心臓、肺、脳などに危険な医学的問題があるのではないかと心配し、医師に相談したり、救急車で病院へ駆けこんだりします。しかし、そこで正確な診断が下されないことがあり、重大な病気が見過ごされているのではないかという新たな不安を抱くことがあります。パニック発作は不快感や、ときに極度の苦痛を伴う場合もありますが、生命の危険はありません。不意に理由もなく襲うパニック発作が少なくとも2回起こり、その後はまた発作が起こるのではないかという恐怖感が1カ月以上続く場合は、パニック障害と診断されます。発作の頻度は個人差が大きく、数カ月にわたり毎週または毎日発作を起こす人もいれば、数日間にわたって連日発作を起こした後、発作のない期間が数週間から数カ月続く人もいます。
パニック障害の検査と診断
パニック発作が繰り返し出現し、予期不安が強ければほぼパニック障害の診断は間違いありません。もちろん、客観的な検査所見は正常範囲。発作症状は口から心臓が飛び出そうとか、息の仕方がわからないとか、医学的常識からは異様な訴えがなされることがあります。多くの場合、外出乗り物恐怖症が多少ともあります。身体疾患を除外するために、内的なさまざまな検査が行われます。尿、血液、心電図、場合によっては脳波検査などが行われ、心血管系疾患、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、低血糖、薬物中毒、てんかんなどが除外されます。
パニック障害の西洋医学
パニック障害の西洋医学法には、薬物療法と認知行動療法があります。 通常は、まず抗不安薬(ベンゾジアゼピン誘導体:ソラナックスなど)や抗うつ薬(SSRI:パキシルなど)、その他を使ってパニック発作が起こらないようにするを行います。副作用のことも考慮に入れたうえで、依存性などは要注意、 次に、不安が軽くなってきたら、今まで避けていた外出や乗り物に少しずつ挑戦し、慣らしていく訓練(行動療法)を行います。また、ちょっとした動悸を心臓発作の前触れではないかなどと破局的に解釈する癖を直していきます(認知療法)。
パニック障害の通常日本漢方薬例
●当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん)
【効能】 月経トラブルをはじめ、女性特有の疾患に広く用いられます。生理痛、不妊症、むくみ、更年期障害、冷え性などに適応します。
●半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)
、
のどがつかえるような感覚がある時によく用いられます。
【効能】 のどに異物感のある神経性胃炎、それに伴なう咳を鎮めたいときに使用します。
最近では逆流性食道炎のにも用いられます。単独で用いるほか、喘息のには小柴胡湯と組み合わせた「柴朴湯」と呼ばれるものを使用することが多いです。
●柴胡加竜骨牡蛎湯 (さいこかりゅうこつぼれいとう)
【効能】 高血圧や動脈硬化、精神面がかかわる疾患全般に効果があります。また、性的機能の低下などにも用います。
●加味逍遙散 (かみしょうようさん)
【効能】 生理不順や生理痛、頭痛、倦怠感、不眠、アレルギー性の諸症状などに適します。イライラや不安からの肌荒れやにきびに効果がある他、下半身の症状(膀胱炎、インポテンツなど)にも適応します。また、大きな手術後の不安感を抑えるのにも用いられることもあります。
●柴胡桂枝乾姜湯 (さいこけいしかんきょうとう)
【
【効能】 風邪がこじれて微熱や頭痛が続くとき、更年期障害、神経症や不眠症、また精神面が関わる動悸などに適しています。
●桂枝加竜骨牡蛎湯 (けいしかりゅうこつぼれいとう)
【効能】 不眠や夜尿症などの他、精神面がかかわる病気に用いられます。また、性的機能の回復にも使われることがあります。 (簡単漢方薬ガイドより)
今まで西洋医学また上記の通常日本漢方のエキス剤、粉薬、錠剤・などいろいろな法を試しても満足なかった方は、当中国医学センターの高品質漢方煎じ薬をおすすめします。
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