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解離性障害(ヒステリー)と漢方薬
関連する病気:不安障害、パニック障害、身体化障害、転換性障害、心気症、疼痛性障害、身体醜形障害、気分障害、適応障害 うつ病、更年期障害、心身症、身体表現性障害


解離性障害概説


私たちの記憶や意識、知覚やアイデンティティ(自我同一性)は本来1つにまとまっています。解離とは、これらの感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態です。たとえば、過去の記憶の一部が抜け落ちたり、知覚の一部を感じなくなったり、感情が麻痺するといったことが起こります。ただ、解離状態においては通常は体験されない知覚や行動が新たに出現することもあります。異常行動(とん走そのほか)や、新たな人格の形成(多重人格障害、シャーマニズムなど)は代表的な例です。これらの解離現象は、軽くて一時的なものであれば、健康な人に現れることもあります。
こうした症状が深刻で、日常の生活に支障をきたすような状態を解離性障害といいます。原因としては、ストレスや心的外傷が関係しているといわれます。この心的外傷には様々な種類があります。災害、事故、暴行を受けるなど一過性のものもあれば、性的虐待、長期にわたる監禁状態や戦闘体験など慢性的に何度もくりかえされるものもあります。
そのようなつらい体験によるダメージを避けるため、精神が緊急避難的に機能の一部を停止させることが解離性障害につながると考えられています。

解離性障害の種類
解離性健忘  心の傷やストレスが原因となって自分にとって重要な広範囲な情報が記憶喪失し、思い出せなくなる精神疾患。
解離性とん走  予期せぬときに突発的に、家庭や職場、日常生活の全ての場から離れて遁走放浪して過去の一部、あるいは全部を思い出せなくなる障害。
解離性同一性障害  多重人格障害とも呼ばれる障害で、一人の人間に、明確に独立した性格や記憶、属性を有する複数の人格が出現する障害。
離人症性障害  自分が自分の精神過程または身体から遊離し、あたかも外部の傍観者あるいは観察者であるかのように自分自身を眺めている状態となる障害。
解離性昏迷  筋緊張は正常で、静止姿勢呼吸機能は保持されるが、随意運動、発語、光音接触への正常反応が減弱または消失する障害。
トランス  人格同一性の感覚が消失する症状あるいは障害。通常とは異なる変性意識状態となる障害。シャーマンや霊媒などのような宗教的な法悦状態など。
憑依(ひょうい)障害  霊や神などの他者にとり付かれると確信する障害。
解離性運動障害  通常は随意的統制下にある普通の運動能力が失われる障害。運動失調を示し協調運動が障害されたり、介助なしで起立不能な障害。
解離性けいれん  てんかん発作に似る痙攣であるが意識消失は見られない障害。咬舌転倒による打撲尿失禁はない。
解離性知覚麻痺知覚脱失  ある皮膚感覚が部分的に麻痺したり完全脱失する障害。皮膚感覚ではなく、視覚聴覚嗅覚が障害されることもある。
解離性転換障害  突然昏睡状態に陥り意識を失うなどの障害。身体が動かせない、声がでない、目が見えない。身体と精神が分離したような状態となる障害。
ガンザー症候群  曖昧な受け答えや前後の文脈と関係のない的外れな話をしたりする障害。




解離性障害の症状

解離性障害には様々な症状があります。世界保健機構の診断ガイドラインICD-10では、解離性障害のカテゴリーには次のようなものがリストアップされています。

解離性健忘:ある心的ストレスをきっかけに出来事の記憶をなくすものです。多くは数日のうちに記憶がよみがえりますが、ときには長期に及ぶ場合もあります。

解離性とん走
:自分が誰かという感覚(アイデンティティ)が失われ、失踪して新たな生活を始めるなどの症状を示します。学校や職場において極度のストレスにさらされ、しかもそれを誰にも打ち明けることができない状態で突然始まり、それまでの自分についての記憶を失うことが多くみられます。

カタレプシー
:体が硬く動かなくなること。

解離性昏迷
:体を動かしたり言葉を交わしたりできなくなること。

離人症:
自分が自分であるという感覚が障害され、あたかも自分を外から眺めているように感じられます。

解離性てんかん
:心理的な要因で、昏睡状態になる、体が思うように動かせなくなる、感覚が失われるなどの症状が現れます。

ほかにも、ヒステリー性運動失調症、ヒステリー性失声症、解離性運動障害、失立、心因性失声、心因性振戦、解離性痙攣、憤怒痙攣、解離性感覚障害、心因性難聴、神経性眼精疲労、ガンサー症候群、亜急性錯乱状態、急性精神錯乱、心因性もうろう状態、心因性錯乱、多重人格障害、反応性錯乱、非アルコール性亜急性錯乱状態なども解離性障害の一種です。



多重人格障害
:これらの中でも多重人格障害はDSM(アメリカ精神医学会の診断ガイドライン)では解離性同一性障害と名づけられ、きわめて特徴的な症状を示します。患者は複数の人格をもち、それらの人格が交代で現れます。人格同士はしばしば、別の人格が出現している間はその記憶がない場合が多く、生活上の支障をきたすことが多くなります。
これらの解離性の症状は、それを周囲に理解し、信じてもらうことが困難な場合も少なくありません。とくに疾病利得が絡んでいる場合には、詐病ではないかと疑われることもあります。また専門医でも、その診断が難しいケースもあります。
解離性の障害を理解するうえで重要な点は、過去にこれらが解離という言葉を用いられずに、様々な形で精神医学の関心の対象となってきたことです。文化結合症候群(特定の文化に特有の精神医学的疾患)という一連の精神障害がありますが、そこで記載されているもののほとんどすべてが解離性の障害と考えることができます。
解離性障害の
の基本

解離性障害のの基本は、安心できる環境を整えること、家族など周囲の人の理解、主治医との信頼関係です。解離性障害の主な原因は、心的なストレスによりほかの人に自分を表現することができないことです。つまり解離されている心の部分は、安心できる関係性でしか表現できません。
解離性障害の症状の多くは、ある程度の時間を経れば自然に解消されるか、別の症状へ移行するのが一般的です。早い段階で、催眠や暗示によって、解離性の健忘や、失立、失声、麻痺等を解消することは効果が期待できないだけでなく、症状を悪化させることもあります。安全な環境や自己表現の機会を提供しながら、それらの症状の自然経過を見守るという態度も重要です。

心理教育情報提供について

者が解離性障害一般について十分な知識をもち、患者や家族に積極的に情報を提供することは重要です。大半の解離性障害の患者は、まずその病態を信用してもらえない、演技と思われてしまうという問題を抱え、そのことが解離性の症状をさらに悪化させることもあります。また本人が自分に起きていることを理解していない場合も少なくありません。本人やその家族がまずこの障害を理解し、症状を受け入れることが環境調整の第一歩ともいえます。

薬物療法

解離性障害に有効な薬はないといわれています。統合失調症と混同されやすい幻覚についても、抗精神病薬もあまり有効とはいえないようです。漢方はかなり効きます











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