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子宮内膜症に対する漢方医学漢方薬の効果と経験症例
関連病気:


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子宮内膜症漢方の特徴

現原因が不明なので、西洋医学のはまだ満足のできる状態ではないので、ますます漢方の必要性が高まっている。まず漢方は臨床症状を改善する。再発率が低い。 副作用が少ない。漢方の一番のメリットは、卵巣機能を抑制することはない。妊娠率を確実に高める。特に子作りの希望のある中軽度の患者さんが一番適している。 また重症の患者は、術後再発防止の併用ができる。

子宮内膜症の現状
本来子宮内膜に子宮内膜組織はもともと子宮腔の内側にあるはずですが、たまたまほかの異なる所に発生すると子宮内膜症になります。 婦人で最も多い病気の一つで、 26歳~40歳の生育期の女性に多くみられる。 無症状の女性でも220% 発病率がある。 生理痛のある女性は4060% 、不妊症の女性で 2030%の発病率がある。現在、西洋医学(外手術を含め)はまだ 満足のできる効果は出ていない。大半の患者は、症状が若干緩和するが、根本的なにはなっていない。後5年再発率は、40%なので、婦人の難病の一つとされている。

症状 続発性月経痛、進行とともに悪化、下腹痛、腰痛、性交痛、排便痛、不正出血、 月経不調 等


子宮内膜症とは

子宮内膜症は子宮内膜が子宮外で増殖する疾患です。子宮内膜症、本来は子宮腔内面にある子宮内膜が子宮以外の場所にも増殖したもので、子宮腺筋症(内性子宮内膜症)と外性子宮内膜症があります。子宮内膜症は女性ホルモンのはたらきで増殖、進行する病気で、月経のある女性に見られます。
子宮内膜症は、子宮内膜上皮細胞や間質細胞が正常な筋組織や結合組織の間に浸潤します。細胞は子宮内膜と同様の構造を持ち、ホルモンの周期にあわせて内膜の増殖や剥離が起こり、月経時には出血もします。なお、増殖のみが起こり出血しないものもあります。このとき出血した血液は組織間に貯留し、血腫を形成してブルーベリースポットと呼ばれる嚢胞を生じます。卵巣などではチョコレート嚢胞と呼ばれる強い癒着を引き起こす嚢胞が発生します。月経困難症はこれによるものです。
また、出血で周囲組織に血液が浸潤した結果、組織が線維化して癒着、硬結を引き起こします。その結果、凍結骨盤と呼ばれる骨盤内膿瘍が癒着のために一塊となる状態にもなります。子宮内膜症は近年増加しつつある病気で、がんのような悪性疾患ではありませんが、若い女性の生活の質をおびやかす疾患といえます。

子宮内膜症症状の特徴
子宮内膜症による月経痛(生理痛)の特徴は: 強い生理痛 ,痛みが年々増強する
腹痛だけでなく、肛門や膣の奥の方も痛い。 腹痛だけでなく、悪心や嘔吐を伴うこともあります。子宮内膜症がダクラス窩にあるとセックスの時、性交痛があります。
子宮内膜症があると全ての人が不妊症になるわけではありませんが、不妊症の20%位が子宮内膜症が原因といわれています。排卵期(生理と生理の中間の頃)や生理前にも腹痛があります。子宮内膜症にはしばしば過多月経を伴います。
子宮内膜症の特有の症状として、直腸周辺に発生すると排便通や下痢などの症状がおこります。子宮内膜症は全く症状のない人もいますが,子宮内膜症の症状は内膜症のある場所,大きさ,癒着の程度などにより異なります。子宮内膜症の共通してみられる症状は激しい月経痛で,初経後数年間はそうでもなかったのに,ある時期から強くなり,だんだん強くなるという特徴があります。月経痛以外に月経困難症,過多月経,不正出血,性交痛,月経時以外の腹痛腰痛などもみられます。さらに進行すると不妊なども起こります。


子宮内膜症嚢胞の症例 (漢方雑誌にて)

女性 31歳

生理の量が1年前から多くなり、15歳を初潮をむかえる。周期は21~25日、生理期間は7日間。結婚6年。半年前に両側の卵巣のチョコレート嚢胞を除去手術しました。

今回生理痛が激しい痛みで、生理量が非常に多いため来院しました。

漢方方法:化於調経

処方:トウキ生地コブシ胡索白芍丹参蒲黄桂枝・等。

二診にて少し改善。続けて3ヶ月。生理が周期的に正常になり、生理量も正常に戻りました。痛みは8割方取り除かれました。

子宮内膜子症嚢胞不妊の症例

女性 30歳

不妊2年、腹鏡検査で子宮内膜症、左側卵巣嚢胞と診断される。不妊のIVF―ET(体外受精―胚移植)も失敗しました。

17歳に初潮で、毎回生理痛が激しく半日続く。吐き気を伴う。生理前は寒気があり、腰痛もあります。生理初日は横になっている。腹部を温めると少し調子が良い。通常の生理期間は3~4日間休みを取るため、仕事と家庭生活が大変でした。

病院から痛み止めと漢方を処方される。あまり効果がなかった。今回は不妊と生理痛のために来院しました。

処方:フクレイ桂枝赤芍丹皮桃仁夏枯草甲片路路通・等。

2ヶ月後、痛みと塊は改善しました。さらに3ヶ月後痛みはなくなりました。

基礎体温は単相から双相に改善されました。ただ高温期は低い。卵巣嚢腫瘍は5×5センチから3×3センチに小さくなりました。

さらに3ヶ月後妊娠しました。

不妊子宮内膜症の症例
女性 32歳
症状:結婚5年不妊。診断は子宮内膜症の不妊。検査は、子宮は正常。内膜厚5mmで卵巣は正常。嗜眠で痰が多い。あまり運動したくない。この3年間で10キロ増えました。生理数ヶ月に1回。量が少ない。生理痛があり、生理前1~2日両手の腫れと痛み。生理後痛みがなくなる。

処方:茯苓半夏ヨクイニン貝母赤芍益母草桃仁牛膝・等。
二診、体が軽くなって痰が出やすい。処方を加減。基礎体温からみると、高温期があり。
三診、処方を調整。
四診、生理量が多くなった。塊があり、痛みは軽減。指の痛みも改善される。
五診、嗜眠が改善。体が軽くなって、基礎体温が双相。
六診、生理量は増えています。手の不調は若干改善される。
七診、症状改善される。
八診、尿検査で妊娠が確認されました。
その後、順調に女児を出産し、健康で回復しました。



通常日本漢方:
漢方には「気血水(きけつすい)」という3つの要素があり、これらのバランスが崩れることで、体に不調が現れると考えられています。子宮内膜症の病態は、このうちの気と血の異常が関係しているとされています。 気の異常としては、気の流れが滞っている「気滞(きたい)」が、特に血の異常としては、血が滞って流れにくくなっている「おけつ」が大きく影響しているです。
子宮筋腫の症状を改善するおもな漢方薬

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、温経湯(うんけいとう)など
漢方薬で体の中から根本的に治して、痛みのない生活を迎えましょう




子宮内膜証の本場

現在、西洋医学(外手術を含め)はまだ満足のできる効果は出ていない。大半の患者は、症状が若干緩和するが、根本的なにはなっていない。後5年再発率は、40%なので、婦人の難病の一つとされている。

の特徴

現原因が不明なので、西洋医学のはまだ満足のできる状態ではないので、ますます漢方の必要性が高まっている。まず漢方は臨床症状を改善する。再発率が低い。副作用が少ない。漢方の一番のメリットは、卵巣機能を抑制することはない。妊娠率を確実に高める。特に子作りの希望のある中軽度の患者さんが一番適している。また重症の患者は、術後再発防止の併用ができる。

三 

弁証論治
1:気滞血瘀型

 症状:生理下腹部痛、経色紫暗塊有り、生理不調、不定期、乳房脹痛、胸脇脹満、煩躁易怒、舌暗紅有瘀点或瘀斑、脈弦

 治法:活血化瘀、理気止痛


2:腎虚血瘀型 

症状:月経不定期、量多少、色淡暗、或有血塊、質稀薄、月経痛、足腰疲れ易い、舌胖暗、或有瘀斑、苔薄

 治法:補腎活血、袪瘀止痛


3:痰湿互結型 

症状:月経不調、血塊、月経痛、固定痛、おりもの多い 肥満、嗜眠、倦怠、苔膩 脈滑 等

 治法:活血化瘀、消痰散結止痛


4:寒凝瘀血型

 症状:下腹部の冷痛、得熱則舒、月経時悪化、結血紫暗、血塊、顔色蒼白、畏寒、手足冷え、足腰疲れ易い、舌淡暗、瘀点、瘀斑、苔白潤

 治法:活血化瘀、温経散寒


5:瘀熱互結血型

 症状:下腹部痛、灼熱感、月経時腹痛悪化、月経色深紅、粘調、血塊、心煩易怒、口苦、

 治法:活血化瘀、清熱散結








今まで西洋医学また保険診療漢方外来、病院のエキス剤、粉薬、錠剤、他店の煎じ薬などいろいろな法を試しても満足しない方は、当中国医学センターの煎じ薬、民間薬をお試し下さい。



予約制

遠方の方は舌表面の写真1枚が必要です(携帯で写真を撮って下記のメールアドレスに送ってください)
メール:お問い合わせ
メールアドレス:hongkongryuhou@gmail.com
電話:0362623935  
 



安心安全な漢方薬
漢方薬の安全性について、当中国医学センターの漢方はすべて大手漢方生薬メーカーの「ウチダ和漢薬」などから仕入れし、「薬局製剤指針」より作られ。安全の確保のため、すべての生薬は理化学試験、重金属ヒ素残留農薬管理、微生物など検査済みで高品質ものです



終編
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