卵巣腫瘍と漢方
◎卵巣腫瘍(卵巣がん)に対する漢方医学漢方薬の効果と経験症例◎


◎卵巣腫瘍と漢方

 卵巣がんは化学療法で効果があります。しかし、弱っている患者さんの体力では化学療法に耐えられません。なので漢方を服用すると、化学療法に対応する為の体力と免疫力がアップします。延命年数もかなり上がります。
 また、卵巣除去後の副作用にも良く効きます。ある病院のデータによると、末期卵巣がんで漢方を併用した方々のグループは5年生存率が50%でした。一方で西洋医学のみのグループは33.3%でした。そのことからも漢方優勢はますます重視されています。


【がん/癌の漢方薬症例
「がんの漢方特別相談」



<当薬局の漢方を服用したがん患者様からの喜びの声>



※効果効能は個人差ありますので、全ての方は改善保証するものではありません。
※ この体験談は個人の感想であり、 製品の効能、効果を 説明するものではありません


  千葉県 80代 女性 I様

2024年4月(漢方服用薬2か月)
漢方の服用効果を実感
<以下は漢方を服用している方からの声です>
「痛みはまだありますが、おしりからの出血が止まりました。
 腹水が減りました。しかしまだガスと腹部の張りが少しあります」

2024年3月(漢方服用薬1か月)
漢方の服用効果を実感
<以下は漢方を服用している方からの声です>
「むくみとおしりからの出血が少なくなりました」


〇漢方服用開始前までの経緯:
23年冬に卵巣腫瘍と診断。年齢的に手術や抗がん剤は厳しいと言われる。
体の痛み、むくみ、おしりからの出血などの自覚症状あり。



※効果効能は個人差ありますので、全ての方は改善保証するものではありません。
※ この体験談は個人の感想であり、 製品の効能、効果を 説明するものではありません


【症状:卵巣がんステージ4末期   両卵巣、卵管、子宮、大網、目に見える範囲のがん細胞は全て取り切る。胸水、腹水あり。      
                                 (千葉県 61才女性)】


卵巣がんステージ4末期
61歳女性今年1月8日手術
両卵巣、卵管、子宮、大網、目に見える範囲のがん細胞は全て取り切る。
手術前に肺血栓の治療を行う。胸水、腹水あり。

化学療法の副作用として、脱毛、関節痛、倦怠感、手足のしびれ。
回数を重ねる毎に寝込むことになる。白血球は2100まで下がりました。体の抵抗力が低下して、幼稚園に通っている孫が帰ってくると、それで頻繁にかぜをひく。かぜをひくと1ヶ月以上長引く。なかなか治らない。
漢方で改善したこと:
漢方の服用を始めてから、かぜもひかないようになりました。
化学療法直後の貧血が早く正常数値にもどりました


漢方を飲み始めて3ヶ月。体調も良く元気です。変血も改善されてきている。特に悩みはなし。
このままの状態が続くといいなと思っています。

体調も良く、特に気になるところはない。血液検査の結果も問題がないと言われました。
今は、週に1回から、月に1回の通院になり、今のところ元気に過ごしています。


※効果効能は個人差ありますので、全ての方は改善保証するものではありません。
※ この体験談は個人の感想であり、 製品の効能、効果を 説明するものではありません

【症状:胆管癌  肝臓半分、胆管、胆のうを切除 腹膜、皮膚、肺、卵巣等に転移している      
                                 (神奈川県 80歳女性)】

漢方で改善したこと:
漢方を2週間服用して、腹水はだいぶ減っています。お腹もへっこんでいます。腹水の状態は良くなった



漢方服用経過:
氏名: 小林 ○○○
*2010年5月(77歳) 発疹掻痒感等の不調から受診開始。胆汁の流れが悪いとのことで服薬を開始したが改善しなかった。
*2010年9月 東海大学病院にて肝門部の胆管癌であることが分かリ、11月に手術した。肝臓半分、胆管、胆のうを切除 2011年2月より 抗がん剤の点滴を開始。
2013 年になり、腹膜、皮膚、肺、卵巣等に転移していることが分かった。
8月 抗がん剤を飲み始めたが、口内炎等の副作用に耐えられず中止。
9月 敗血症にて東海大学病院に1週間ほど入院。その間点滴をしていたためなのか急激に腹水が溜り、現在腹水の苦しさのために食事をとることができない。
現在80歳。自宅にて過ごしている。排泄や入浴は、何とか自力でできる。

漢方を2週間服用して、腹水はだいぶ減っています。お腹もへっこんでいます。腹水の状態は良くなったので、煎じ薬を続けたいです。

                                   





◎中国での実際の症例
※効果効能は個人差ありますので、全ての方は改善保証するものではありません。
※ この体験談は個人の感想であり、 製品の効能、効果を 説明するものではありません

卵巣ガンの症例   (漢方雑誌にて)
女性 56歳

始めは下腹部の重い不快感があり病院で検査。左側卵巣ガンと診断される。ガンと直腸が癒着していて、腹部の他の臓器に転移して子宮ガンもある。一部のガン組織を手術切除した。(完治のための手術ではない)。術後、TC化学療法法案で漢方併用。

症状:胸が苦しい、イライラ、下腹部が痛み腰が痛い。足腰が力なく、舌が紅い苔は黄色い。腹水もあり。
漢方処方:柴胡郁金青皮陳皮白朮茯苓白花蛇舌草サンリンガジュツシャ虫・等。
その後4年間、漢方の服用続く。CA125が56から5に下がりました。
全身の状態が良く、再発転移がない。



◎末期の腫瘍になると漢方が主体となります
總大則:「治實當顧虚、補虚勿忘實」

1 化痰散結法
使用される生薬:牡蠣、貝母、瓜ロウ、南星、半夏など
清熱解毒法:半邊蓮、蚤休、苦參、青黛、百花蛇舌、龍癸、公英、野菊など

2 以毒攻毒法
使用される生薬:蟾蜍皮、蜈蚣、蜂房、壁虎、などです。

3 脾腎雙補法
 寒証の人に癌が発生しやすく、癌の進行につれ陽虚証が顕著になるなどの臨床的な事実もあります。
使用される生薬:附子 肉桂 干姜 川椒 高良姜 鹿角膠 鹿茸などです。
陽虚症に加え、悪液質、浮腫を合併した場合などに使用します。温里薬でも最強である「附子」を大量に使用した群が使用しなかった群よりも延命が大幅に改善したという報告があります。

4 癌の痛み

生薬例:附子 肉桂 細辛 丁香 烏薬  丹参 赤芍 桃仁 紅花  乳香 没薬

5 理氣活血化於法
使用される生薬:王不留行 帰尾、柴胡 青皮 陳皮 香附、郁金、元胡、桃仁、紅花、丹參、赤芍、莪術、沢蘭、水蛭 穿山甲など

6 利水滲濕通便法
癌毒を体外に排泄させることです。
使用される生薬:大黄、豬苓、澤瀉 巴豆、瞿麥、卑蘚、土茯苓、防己、などです。

7 健脾益気法
「胃気あればすなわち生き、胃気なくすればすなわち死す」といいます。西洋の抗癌剤の副作用である吐き気、嘔吐、食欲減少などは胃気が損傷された状態です。
參令白術散、十全大補湯、人参 茯苓  炙甘草 陳皮 半夏 砂仁 木香 鶏谷芽 麦芽など

8 茲陰潤燥法
沙參麦冬湯などは、放射線療法の副作用で多くみられる津液損傷に使用します。 



◎がんと健康食品
 霊芝鮫の軟骨、アガリクスプロポリス、めしまこぶ、キチンキトサン、冬虫夏草などは、あくまで補助的なものと考えて使用してください。基本的に免疫力は一人ひとり個別に対応しなければ強くできません。
 まず漢方薬のこと、次に食事のことを考え改善しましょう。お金に余裕が有ればアガリスク、深海鮫の軟骨などの様々な食品類を飲んでも構いませんが、その金額に見合うの効果はあまりないと考えます。



◎香港堂独自の方法でがん漢方薬専門相談
 
漢方には、煎じ薬(天然薬物の生薬を煮出した煎じ液)を飲む場合と、粉薬(煎じ液を粉末にしたエキス製剤)を使用する場合があります。煎じ薬の方が効き目が高いことから、当薬局では煎じ薬を処方することを原則としています。
 がんに対する漢方の効果は、通常は漢方薬服用後1~2ヶ月ほど経過した頃の自覚症状の改善から始まります。倦怠感や疲れやすさがなくなり、リンパ球の数、腫瘍マーカー、 レントゲン検査などの改善も見られるようになります


 天仙液は価格は非常に高く、気血津液を補う目的の生薬と抗ガン作用生薬など配合されています。天仙液はすべての種類のがん患者を対象としていますが、これは本来の中国漢方医学の一番大事な「弁証論治」に当てはまらないため、効果が限られてしまいます。当薬局では東洋医学の知恵を利用して生薬を駆使し、天仙液以上の臨床抗がん漢方として期待できます。

それは独自の方法一人一人に合ったオーダーメイドの煎じ薬
をつくり、陽虚など数種類のがん体質を改善して免疫力を上げることによって、がん細胞が出来るだけ発生しないようにさせます。また、いったんできてしまったがんの芽を大きしないように、体内をがんが生存しにくい環境にします。さらにがん細胞を殺す効果のある抗がん生薬を用いることによりがんの進行もしずらくします。





卵巣がんの概説
 
婦人領域では、卵巣ガンは子宮頸ガン、体ガンに次いで頻度が高く、予後は婦人ガンで、最も不良といわれています
 卵巣は体の中に位置しており、臓器から直接、細胞組織を採取することが困難です。また卵巣は左右に2つ存在するため、1つがガン化して機能が喪失しても、もう一方が健常であれば月経周期なども正常であり、卵巣ガンの初期では機能も正常、症状もなく、早期診断が困難とされています。診断時、約半数の患者さんがIII~IV期です。つまり、卵巣ガンでは子宮頸ガン、内膜ガンのような0期のガンは存在せず、I期も少ないことから、全体の予後が不良となっています
 一方、宮は頸部、体部(子宮内膜)の両方とも、外界から到達可能な臓器であり、早期にガンに伴う情報(出血など)を得て、婦人受診のきっかけを得ることが可能です。また、医師は細胞組織を容易に採取でき、いわゆる無症状の女性の検診も容易にできます。

 新生物でない卵巣嚢腫など鑑別

 卵巣は体の中で、最も色々な種類の腫瘍が発生する臓器です。腫瘍は、その性状から卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ:中身が液体のみ)と充実性腫瘍(細胞が増殖して堅くなっている部分がある)に分類されます。嚢腫は基本的に良性です。漿液(しょうえき)性(中身がさらっとした液体)、ムチン性(中身が粘液)、子宮内膜症によるチョコレート嚢胞(中身が古い血液)、皮様(ひよう)嚢腫(中身が脂肪、毛髪、歯、汗腺、甲状腺、神経等)などがあります。嚢腫のほうが充実性腫瘍より数の上からは圧倒的に多くなっています。卵巣が腫れていたら、できる限りガンを専門にしている医師に診察を受けるようにして下さい。なぜなら、医師の選択によってあなたの寿命が極端に変わってくるからです。良性腫瘍は若い女性に多く、閉経後の卵巣腫瘍は悪性をまず疑わなければなりません。

 卵巣がん組織学的3種類に分類:

いわゆる卵巣ガン(表層上皮間質性悪性腫瘍
卵巣の表面を覆う上皮または上皮直下の結合組織から発生します。これが全卵巣悪性腫瘍の85%を占めます

卵胞内に存在する生殖細胞から発生する胚細胞性腫瘍(10%)。

卵胞または黄体部分から発生する性索間質性腫瘍(5%。)

いわゆる卵巣ガンは、20歳前後から70歳まで幅広い年齢層で発生します。胚細胞性腫瘍は卵子由来ですから、患者さんはほとんど10代後半から30代前半です。性索間質性腫瘍の大半は更年期以降に発生します。
 。
 は、腫瘍(肉眼的な腫瘍だけでなく、顕微鏡レベルの転移も含めて)をいかにして完全に摘出するかにつきます。そのための補助手段として、化学療法があります。手術の術式、化学療法の投与方法(薬剤の選択、投与量、実際の投与法など)、両者の順序(手術が先か、化学療法が先か)など、両者の組み合わせをいかにうまく行うかで、患者さんの予後(寿命)はまったく異なります。

卵巣がんよく見られる型
 卵巣ガンの分類とその特徴(薬に対する反応性の違い)
 卵巣ガンは組織型が多彩であり、それぞれ性質が異なります。同じ卵巣ガンといっても、組織型が異なると、別の法を考えなくてはならないほどです。とくに、化学療法の鍵を握るシスプラチンの効き具合には極端な差があります。

●漿液性腺ガン
 卵巣ガンの40~50%を占めます。平均腫瘍径は7(5~12)cm。35~60代に多くみられます。欧米の卵巣ガンの75%は漿液性で、卵巣ガンの方針は、この組織型を標的にして考案されています。卵巣ガンの中で最も進行が早いガンです。リンパ節転移の頻度も高く、I期の30%は後腹膜(主に傍大動脈)リンパ節に転移しています。化学療法では80%以上の患者がシスプラチンに反応します。

●移行上皮ガン
 卵巣ガンの5~8%を占めます。平均腫瘍径は8(6~12)cmで、好発年齢は30~60代です。この型を正確に診断できる病理医が少なく、多くは「漿液性」と診断されています。性質(生物学的行動)は大体漿液性と同様ですが、シスプラチンに対する感受性が最も高く、漿液性より予後は良好です。

●類内膜腺ガン
 全卵巣ガンの10%を占めます。平均腫瘍径は12(8~16)cm。20~40代に多く、60歳くらいまでに発症します。子宮内膜症が前駆病変です。シスプラチンとアドリアマイシン(またはエピルビシン)によく反応し、これら2剤を含む化学療法に対して90%以上の効果を示します。進行は漿液性よりも遅く、I期でのリンパ節転移率は2%程度で、卵巣ガンで最も予後が良好なタイプです。

●明細胞腺ガン
 平均腫瘍径は13(7~20)cm。日本に特徴的に多いガンで、全卵巣ガンの25~30%を占めています。好発年齢は20代から40代です。類内膜腺ガンと明細胞腺ガンは、1980年代から増加し続けています。その理由は、日本人女性が出産しないことと低用量ピルを服用しないことです。

●粘液性
 全卵巣ガンの5~10%を占めます。閉経以降に多くみられますが、10~20代の若年でもまれではありません。進行が最も遅く、2/3はI期です。明細胞腺ガンと同様に、根治手術ができる医師にを受けられればI期はほぼ100%完治します。しかしながら、明細胞腺ガンと同様にシスプラチンをはじめとする化学療法に感受性がなく、手術でガンが残った場合、治癒は困難です。進行が遅いので、診断されてから焦らず、手術における技術の高い医師を探すことが最も大切です。

●混在型
 卵巣ガンの5~10%は上記組織型の混在型を示します。手術、化学療法は、混在する部分の量の多少よりも、より性質の悪い組織型を考慮して行われるべきでしょう。卵巣ガンのは、手術、化学療法に加えて、病理組織の知識に詳しい医師にかかることが鍵となります。


卵巣ガンの疫学
 欧米では閉経前後より急増し、50~60歳代にピークがあるといわれています。しかしながら、最近の日本では、20~40歳が最多で更年期以降を上回っています。とくに子宮内膜症から発生する明細胞腺ガンと類内膜腺ガンの好発年齢は、20歳前後から40歳までとなっています。
 日本人の生活様式の欧米化に伴い、卵巣ガンは絶対的に頻度が増加しており、最近30年間で約7~8倍になっています。米国では現在、毎年25,000人が卵巣ガンと診断され、12,000人が卵巣ガンで死亡しています。これを出生女児の数で換算すると、女性の70人に1人が生涯に卵巣ガンに罹患し、100人に1人が卵巣ガンで死亡することになります。

卵巣がんの原因

卵巣がんの原因は、卵巣がんの組織型は多様であり、単一の機序では説明できません。卵巣がんの発生と、強い関連性を示す単一の要因はありません。卵巣がんの発生には、複数の要因が関与していると考えられています。卵巣がんの確立したリスク要因は、卵巣がんの家族歴のみとされています。大部分の卵巣がんは散発性ですが、家族性腫瘍として、乳がんと同じく、BRCA1、BRCA2遺伝子の変異が知られています。他に、リスク要因として出産歴がないことが指摘されています。また、経口避妊薬の使用は、卵巣がんのリスクを低下させます。婦人疾患では骨盤内炎症性疾患、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症がリスク要因として指摘されています。その他、可能性のあるリスク要因として、肥満、食事、排卵誘発剤の使用、ホルモン補充療法が挙げられます。


卵巣ガンの高危険因子
 卵巣ガンは「継続した排卵」が原因と考えられています。排卵(卵巣から卵が飛び出す)してできた卵巣の表層上皮の傷が治る過程で、成長因子(ホルモン)の過剰な分泌、およびこの因子に対する過剰な反応から、表層の上皮細胞が異常増殖し、ガン化の方向へ進むと考えられています。実際、排卵回数が少ないほど卵巣ガンの発生率が低いというデータが得られています。その意味で、多産と低用量ピルの長期(10年以上)服用は、卵巣ガン予防につながります。

●]排卵回数が400回または排卵年数が40年を超えた女性(とくに連続している場合)。すなわち、不妊、未産婦、初産年齢が35歳以上、閉経が遅い(52歳以後)などは要注意。また不妊の排卵促進剤の長期使用など
母、姉妹が卵巣ガン。卵巣ガンの家族発生は約5%。
肉、動物性脂肪の過多摂取。コレステロールなどたくさん取る。
卵巣ガンの防御因子
内分び因子

卵巣ガン発生の減少因子
出産しなくとも妊娠を経験すること。すなわち、その間排卵しないことが危険率を低下させます。
低用量ピルの使用
 低用量ピルは、体内と同じ構造のエストロゲンと合成のプロゲステロンが少量、錠剤に含まれています。月経開始直後から服用すると、それぞれのホルモンの濃度が通常の1/5程度(5~20pg/ml)に下がります。エストロゲンが低濃度になることで、子宮内膜症、子宮筋腫の予防になり、また排卵がないことが卵巣ガンの予防になります。
 
多産と授乳
 3回以上の出産は卵巣ガンのリスクを減少させます。

卵巣ガンの臨床分期
 進行期分類の目的は、予後が進行期に依存し、法を個別化することにあります。。

 I期 : 卵巣に限局。
 II期 : 骨盤内に進展。
 III期 : 腹腔内に進展(ガン性腹膜症)または後腹膜リンパ節転移。肝臓の表面など。
 IV期 : 遠隔転移。胸水に癌細胞ありなど

 卵巣ガンの予後
 手術によって決定される進行期です。
5年生存率は、I期:90~95%、II期:60~70%、III期:30~40%、IV期:10~15%です。これを正確に決定するためにも、
初回の手術は万全でなければなりません。。

卵巣がん症状 
卵巣ガンは「silent disease(サイレントディジーズ)」といわれています。すなわち、片側の卵巣にガンが発生しても、反対側の卵巣が健常であれば、年齢相応の性機能が維持されるため、日常の性機能に関する異常が生じません。また、ガンが発生した卵巣は、5~6cm以上に達しないと違和感、疼痛(とうつう)などの症状が出現しません。
 したがって、Ia期の初期では無症状か多少の下腹部違和感(便秘のような感じ)程度です。腹水が500ml以上貯留してくると下腹部膨満感が出現します。多くは、この状態でIIIc期まで放置されます。腹腔内の病変ですから、不正出血はありません。

卵巣ガンの転移進展
 卵巣ガンは「腹膜の病気」ともいえます。主病巣が長期間腹腔内に限局しているからです。以下に転移経路を示しますが、最も大きな特徴は原発腫瘍が増大しても、血行性転移による遠隔転移が極めて少ないことです。

●直接浸潤
 卵巣ガンが卵巣の表面に顔を出し(浸潤し)、連続性に卵管子宮、さらに骨盤腹膜(II期)へと進展していきます。

●播種
 卵巣ガン細胞が卵巣の表面から腹腔内へこぼれ落ち、腸の蠕動(ぜんどう)によりガン細胞が腹腔内へ広く進展します。これが生着した場合、いわゆる腹腔内播種(ガン性腹膜炎)という状態が成立します。

●リンパ行性
 原発巣と反対側の卵巣への転移はリンパ行性と考えられます。また、後腹膜リンパ節に高頻度(I期卵巣ガンで15~20%)に転移を生じます。

●血行性
 まれです。肺転移の多くは、骨盤、傍大動脈、縦郭リンパ節を経由して起こります。

卵巣がんの検査

卵巣がんの検査には、超音波検査、CT検査、MRI検査などが行われます。癌でないと思われる場合は、2ー3カ月ごとに診察を受けて経過をみます。癌の疑いがある場合や、検査結果がはっきりしない場合には、へそのすぐ下を小さく切開し、細く柔軟性のある内視鏡(腹腔鏡)を挿入して卵巣を観察します。また、腹腔鏡から器具を通して組織のサンプルを採取します。さらに血液検査を行い、癌抗原125(CA125)など、癌の存在を示す物質(腫瘍マーカー)の値を測定します



西洋医学
1)良性卵巣腫瘍
 
腫瘍内容が液状の場合
 内容物が漿液性(さらっとした水のような液体で漿液性嚢胞腺腫〈しょうえきせいのうほうせんしゅ〉と呼びます)、あるいは粘液性(ねばっとしていて粘液性嚢胞腺腫と呼びます)の場合、ガン化する確率は低く絶対的手術適応はありません。しかしながら、薬物療法もありません。3~6カ月ごとのフォローアップを行います。自然に消失するか、生涯そのままかのいずれかです。
 内容物が血液の場合は、90%以上子宮内膜症(チョコレート嚢胞〈のうほう〉とも呼びます)です。その場合、血液と凝血塊のみで充実(肉様)部分がなければ、まず薬物療法を行います。ただし、8~10cm以上の場合は、破裂し激しい疼痛(とうつう)を生じる可能性があり、手術で腫瘍のみを摘出する。7cm以下なら、まずGn-RHアゴニスト(リュープリン、スプレキュア、ゾラデックスなど)で閉経療法を行います。

腫瘍内容が充実性の場合
 常に悪性か否かの鑑別が重要になります。悪性の可能性が否定できない場合は手術になります。
 

 2)悪性卵巣腫瘍(卵巣ガン
Ia期
 年齢が35~40歳未満で妊孕(にんよう:妊娠すること)性温存を希望する場合は、手術時、腹腔内を十分に観察して、患側の卵巣以外に転移がないことを確認した上で、患側の卵巣を摘出して、ガンでない反対側の卵巣、卵管と子宮を残します。専門医と十分相談することが重要です。

I(40歳以上)~IIc期
 手術で腫瘍を完全に摘出することが可能です。標準手術は、単純子宮全摘+両側付属器切除+大網部分切除±リンパ節生検、とされています。手術後は化学療法を、ガンが進行しない限り4週間隔で6サイクル行います。化学療法の標準レジメンは、タキサン化合物(パクリタキセル、ドセタキセル)とプラチナ化合物(シスプラチン、カルボプラチン)の併用か、サイクロフォスファミド、アドリアマイシン、シスプラチン(CAP)のいずれかです。5年生存率はI期で90%、II期で60~80%です。

III~IV期
 一般には、不完全でも手術で、できるだけガンを取り除き、ガンの量を少なくしてから上記標準レジメンによる化学療法を6サイクル行います。この場合、5年生存率は、III期で30%、IV期で10%となっております。
西洋医学副作用
白血球減少、貧血、嘔気(吐きけ)嘔吐、特に血小板減少、神経障害、脱毛、倦怠感を解消する薬はありません
卵巣がんの検診

卵巣がんは初診時すでに転移している人が多いため、症状のない健康人を検診して、卵巣がんを早期発見しようとする試みが研究として行われています。検診は血液検査(CA125)と腟からの超音波検査によって行われます。過去10年間、わが国よりも3倍以上卵巣がんのリスクが高い欧米で多くの検診が研究として行われましたが、検診の有効性を証明できませんでした。このような結果を分析して、欧米の医学界では研究以外の場で無症状の女性が卵巣がん検診を受けることは推奨できないとするガイドラインを1994年に出しています。
早期発見のための スクリーニング(集団検診および外来診療)子宮頸ガン、子宮体ガンにおけるような細胞採取による集団検診はありません。専門医による経腟超音波検査で腫瘍および腹水の有無は容易に診断できます。腫瘍が 悪性か良性かの鑑別も90%以上の症例で可能です。経腟超音波を駆使すれば、子宮頸ガンにおける 高い精度で検診可能です。婦人診察において経腟超音波は必須の検査であり




中医学ではその病名だけでなく、症状や体格・体質など(「証」といいます)もみて処方を決めます。
「証」に応じた処方を行うことにより、様々な自覚症状も改善が期待されます。

今まで西洋医学また保険診療漢方外来、病院のエキス剤・粉薬・錠剤、他店の煎じ薬などいろいろな方法を試しても満足できなかった方は、東京漢方薬局香港堂の煎じ薬、民間薬をお試し下さい!



【予算費用】煎じ薬:1ヶ月  44,000円~66,000円(税込)
※3か月分以上をまとめて購入する場合は、10%の割引があります。
 詳しくはお問合せください。


完全予約制
●来局での相談は完全予約制となります。予めご予約をお願い致します。
<詳しくは漢方相談料金についてをご覧ください>

  • 漢方相談は来店いただくのが一番望ましいですがご遠方の方やご都合の悪い場合はメールや電話にてご相談し、漢方を郵送でお届けすることも可能です。
  • 漢方の注文から発送まで数日かかる場合あります。ご不便をおかけしますがご了承頂きますようお願い致します。


お問い合わせ・ご予約はコチラ

●お問い合わせ
のメールフォームより必要事項をご入力の上、送信してください。

●遠方の方は舌表面の写真1枚が必要です(携帯で写真を撮って下記メールアドレスに送ってください)



メールアドレス:hongkongryuhou@gmail.com
※後ほどこちらから連絡を致しますので、ご自身の電話番号を必ずご記入下さい


電話:0362623935
携帯:09018601469


 


●安心安全な漢方薬
 香港堂の漢方はすべて大手漢方生薬メーカーの「ウチダ和漢薬」などから仕入れし「薬局製剤指針」より作られています。安全の確保のためすべての生薬は理化学試験、重金属ヒ素残留農薬管理、微生物など検査済みで高品質なものです。



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