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月経前症候群(PMS)、月経前緊張症、月経前後諸症に対する漢方医学漢方薬の効果と経験症例
関連病気:


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げっけいぜんきんちょうしょう(げっけいぜんしょうこうぐん)
  月経前緊張症 、月経前症候群、PMSの漢方薬       関連病気生理痛、頭痛、不定愁訴、生理不順、生理困難、                          

PMSの漢方薬症例
             










症例:  生理不順 PCOS(多卵胞症候群) PMS(生理前症候群)
      千葉市 20代   女性

2013年9月29日 (多卵胞症候群)不妊でに相談にいきました。
服用して2週間ですが、体調は改善しました。頭痛もなくなりました。生理前のPMSの症状がなくなりました。体が疲れにくく調子が良いです。次回から代引きで漢方をお願いします。










   
                         
【症状:PMS ,お問い合わせ 約一年半前から、PMSによる頭痛肩こりがあり、特に生理一週間前から頭痛が酷く、 (千葉県 30代女性)】

お問い合わせ 約一年半前から、PMSによる頭痛肩こりがあり、特に生理一週間前から頭痛が酷く、頭痛薬を用いても一回では効かず寝てもよくならず、近くの婦人を受診しました。
低用量ピルを処方され、飲み始めて半年位は頭痛が軽減されましたが、その後は頭痛が出始め頭痛薬も飲むようになりました。
飲み始めて九か月頃には、生理がほとんど止まってしまうようになり、ふと漢方薬はどうか?と思うようになり、いろいろ調べたところに林先生のホームページにたどりつきました
私はすがる思いで林先生に連絡し、早速伺い相談しました。先生は、念入りに私の話を聞いてくださり、すべき観点は子宮の冷えと体質改善だと分かりやすく話して下さいました。
早速、私に合う処方で漢方を送って頂き、飲み始めました。飲み始めて最初の生理前すぐに効果があり、生理前の頭痛や肩こりがありませんでした。
こんなに楽に過ごしたのは久しぶりでした。
半年飲み続け、症状は改善されたので、今はストレスからの疲れの改善のための漢方に変えて、林先生指導の下よりよい体質改善をしています。
林先生は、私にとって医師より信頼できる先生です。先生、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。





PMSの漢方薬症例
女性 39歳

症状:生理前後の頭痛が3年間。血圧は正常。生理前後頭痛がするけれど場所が不定。主に、両側のこめかみが半日~1日続く。生理期間は正常で、25~27日間。生理期間は4日間。量も正常で、お腹が少し痛い。婦人検査で子宮と卵巣の異常なし。脈は沈細い。

診断:PMS頭痛
漢方処方:丹参センキュウ天麻首烏細辛夏枯草赤芍ビャクシ・等。

二診、前額部分が痛い。処方を加減。八珍湯を追加。
三診、今回痛みはなし。再発防止のため、処方をしばらく継続する。


PMSの漢方薬症例(漢方雑誌にて)

女性 39歳
症状:PMS頭痛が半年間。
病歴:半年前妊娠しました。人工中絶後、出血がダラダラと1ヶ月ぐらい続く。それ以来、生理期に頭痛と眩暈。生理が終わっても1週間は痛みが続く。現在、頭痛眩暈、痛みは頭のてっぺんが多い。疲れ、不眠、食欲不振、ドライアイ、脈は細く、舌は淡い。
診断:PMS頭痛。
漢方法法:益気養血活絡止痛。
処方:トウキセンキュウ熟地白芍白朮鶏血藤升麻・等。
二診、少し痛みは軽減。
三診、痛み眩暈はなくなりました。ただし、まだ頭の不快感は少しある。
四診、再発防止のため、帰脾丸をしばらく服用を続ける。1年後追跡調査で再発ありません。





月経前緊張症PMSの概説

月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん、英: PMS; Premenstrual Syndrome)または月経前緊張症(げっけいぜんきんちょうしょう)

月経(生理)が始まる3日~10日ぐらい前から決まって起こるさまざまな症状をまとめて、症状は落ち込み、イライラ、不安感、腹部膨満感、便秘、頭痛、乳房の痛み、むくみ、食欲不振(あるいは過食)など多様で、月経が始まると自然に治まったり、軽くなったりするのが特徴です。個人差はありますが、月経のある女性の多くがPMS(月経前症候群)を経験し、そのうち毎月、同じように症状が現れる人は3~8割と言われています。
月経前緊張症PMSの症状
身体的症状と精神的症状に分けられ、どの症状が出るかは個人差がある。下記に代表的な症状を挙げる。

月経前症候群代表的症状

身体的症状
下腹部膨満感
下腹痛
頭痛
乳房痛、乳房が張る
腰痛
関節痛
むくみ、体重増加、脚が重い
にきび
めまい
食欲亢進
便秘あるいは下痢
悪心、動悸
過剰な睡眠欲
不眠


精神的症状
怒りやすい、反感、闘争的
憂鬱
緊張
判断力低下、不決断
無気力
孤独感
疲れやすい
不眠
パニック
妄想症
集中力低下、気力が続かない
涙もろい
悪夢を見る
異性に対してのみ攻撃的になり暴力をふるう


上記症状は単独で出る事は少なく複合で現れる。その為月経前症候群と呼ばれる。また症状の現れ方は月によって変化する事がある。
月経前緊張症PMSの原因
PMS(月経前症候群)が起こる原因ははっきりしていませんが、女性ホルモンが関わっていると考えられています。女性には月経周期がありますが、排卵を終えると卵胞ホルモン(エストロゲン)に変わって、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌がさかんになります。そして妊娠しなかったときは、黄体ホルモンの分泌が急に減り、ふたたび卵胞ホルモンの分泌が増えてきます。 女性の体のしくみよりこのように排卵から月経までは女性ホルモンの分泌のバランスが大きく変化するため、さまざまな症状が起こってくるのではないかと考えられています。



月経前緊張症PMSの西洋医学法

完全な法は見付かっておらず、現状では対症療法を行うしかない。また個人差もあり、ある特定個人に効果があった法が別の個人に効くとは限らない。下記の療法が行われている。
低用量ピルを用いたホルモン療法
頭痛薬、鎮痛剤を用いた対症療法
向精神薬療法
食事内容(塩分脂分アルコールの過剰摂取など症状を悪化させる要素を控える)や運動(血行改善)、睡眠等の生活指導




月経前緊張症
PMSの通常日本式の漢方保険診療エキス剤錠剤の漢方

漢方の考え方には「気血水(きけつすい)」というものがあります。PMS(月経前症候群)は気血水のすべてのバランスが乱れている状態、血の異常「お血」、水の異常「水毒」、気の異常「気滞」「気逆」などが複合的に起こっていると考えられています。
「お血」とは血液循環が滞っている状態で、頭痛や肩こり、腹部膨満感などをもたらします。「月経(血)の流れによってお血が解消されることで、お血にまつわるさまざまな症状が緩和される」と言うわけです。
水毒は水分のアンバランスが起こっていることを指し、むくみやめまい、吐き気などが生じます。
一方、気の異常は、まさに精神的な症状の原因になっています。
お血 :頭痛肩こり腹痛 など,  水毒:むくみめまい吐き気 など.  気の異常:イライラ抑うつ症状不安感集中力の低下無気力 など
通常日本にPMS(月経前症候群)に有効な漢方薬:

抑肝散(よくかんさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など
漢方薬は一剤でいくつもの症状に効くこともあるため、PMS(月経前症候群)のような多彩な症状が一度に出るような病気にはとくに向いています。





今まで西洋医学また保険診療漢方外来、病院のエキス剤、粉薬、錠剤、他店の煎じ薬などいろいろな法を試しても満足しない方は、東京漢方薬局香港堂の煎じ薬、民間薬をお試し下さい。



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